カナダの世界遺産

カナダの世界遺産は、文化遺産、自然遺産合わせて18箇所が登録されています。
大自然をベースにした自然遺産だけでなく、歴史的に貴重な文化遺産も半数を占めています。

魅力たっぷりの登録地


カナディアン・ロッキー山脈自然公園群〔自然遺産〕
3,000メートル級の山々、氷河や氷河湖、渓谷、化石などを合わせた手つかずの美しい自然と多様性に富んだ生態系が評価され、4つの国立公園と3つの州立公園から構成されます。

ダイナソー州立公園〔自然遺産〕
カルガリーから2時間ほどのバッドランドと呼ばれる荒涼としたこの地では、世界最大級ともいわれる恐竜の化石層が見つかっており、39種類、500以上もの恐竜の化石が発掘されています。

リドー運河〔文化遺産〕
オタワ市とキングストン市を結ぶ全長202Kmの水路。イギリス植民地のアッパーカナダが、アメリカの軍事的侵略に備え、この運河を建設しましたが、実際には本来の目的どおり使われることはありませんでした。

ケベック歴史地区〔文化遺産〕
城壁に囲まれた古いフランス風の街並みが残る、カナダの中でも人気の観光地。16〜18世紀に、フランスとイギリスによる植民地戦争の舞台となった歴史から文化遺産に登録されました。

ルーネンバーグ〔文化遺産〕
漁業と造船業で発展したルーネンバーグは、赤や青、黄色のカラフルに塗られた家々が、漁港に面して建ち並び、北米で最も美しい町と言われます。ハリファックスからの日帰り観光ポイントです。

ランス・オー・メドー国定史跡〔文化遺産〕
ニューファンドランド島の最北端、西暦1,000年頃に築かれた北欧ヴァイキングの集落跡。コロンブスのアメリカ大陸発見より500年も前に、ヨーロッパ人が入植していた場所です。

グロスモン国立公園〔自然遺産〕
ニューファンドランド島の西部に位置し、氷河の浸食によってできたフィヨルド、地殻変動によって造られた台地など、荒々しい景観が特徴。地質学、考古学の方面からも重要な地域です。

ナハニ国立公園〔自然遺産〕
ノースウエスト準州とユーコン準州の境に位置する国立公園で、サウスナハニ川流域の壮大な渓谷と、ヴァージニア滝の景観が素晴らしい。「秘境」と呼ぶにふさわしい場所です。