シーニック・ルートご紹介

■氷河特急 Glacier Express

ルート: サンモリッツ ~ アンデルマット ~ ツェルマット
    St. Moritz ~ Andermatt ~ Zermatt


スイスを代表する列車といえば「氷河特急」といわれるほど有名な列車。85年近くの歴史を持ち、景色の美しさでは屈指の路線です。
かつてはフルカ峠を越える時、車窓からローヌ氷河を間近に見ながら走り抜けたために、氷河特急の名前が付けられました。
由緒あるリゾート、サンモリッツから268.7Kmをまたいでマッターホルン麓の街、ツェルマットの間を8時間前後かけて走るため、「世界一遅い特急」の別名も・・・。
これは線路の幅もせまく、急勾配(いたるところにアプト区間が介在する)急カーブがあるためにスピードが出せないためですが、のんびりと景色を楽しむには、ちょうどいい速度といえます。キッチンカー(食堂車ではありません)も連結されており、それぞれの座席で食事を召し上がりながら車窓を楽しむことができます。
氷河特急はピーク・シーズンには最大1日3本が運行され、オフシーズンでも1日1本(10月下旬から12月中旬は完全運休)運行しています。全席指定ですので必ず予約を。

【編成】1等、2等、全車両指定席、
    キッチンカー(ここで作られた食事が各座席へ配膳されます)

■ゴールデンパス・パノラミック特急 Golden Pass Panoramic Express

ルート:インターラーケン ~ シュピーツ ~ ツバイジンメン ~ グスタード
    ~ シャトーデー ~ モントルー
  Interlaken ~ Spiez ~ Zweisimmem ~ Gstaad ~ Chateau-d'Oex ~ Montreux


アルプスの山々を望むトゥーン湖に面したインターラーケンから、レマン湖畔のモントルーを結ぶローカル線。 アルプスの切り立った険しい山とは違ったなだらかな山々と、のどかな田園風景を走る景勝路線です。 途中ツバイジンメンでは線路幅が変わるため、全列車乗換となります。
スイス観光のハイライトコースとして有名なゴールデンパス・ルートを走ります。
ツバイジンメンからモントルーまでのゴールデンパス・パノラミック特急の一部には展望車両(1等)が連結されていて、VIPシートと呼ばれる小田急ロマンスカーや名鉄パノラマカーの展望席のように眺めの良い前部展望席はわずか8席しかないため、人気が高く、指定券はすぐに売れてしまうので、ご希望の方は早目の予約を。 ツバイジンメンを出発し、峠を越えフランス語圏に入ると、言語、習慣はもとより家の建て方まで変ってきますので、ドイツ語圏とフランス語圏の2つの文化圏の違いを実感できます。
時間があれば途中のモンボーボン(Montbovon)で乗り換えて、チーズで有名なグリュイエール(Gruyeres)まで足を伸ばしてみるのもよいでしょう。終着駅のモントルーに着く直前にはレマン湖が目前に迫り、この路線のハイライトを飾ります。

【編成】1等、2等、一部指定席、軽食堂車

■ゴールデンパス・クラシック Golden Pass Classic

ルート: ツバイジンメン ~ グスタード ~ シャトーデー ~ モントルー
  Zweisimmem ~ Gstaad ~ Chateau-d'Oex ~ Montreux

クール

ゴールデンパス・パノラミック・ルートでゴールデンパス・パノラミック特急と並んで人気なのがゴールデンパス・クラシック特急。優雅なアールデコ調の客車は内装外観とも1931年製作当時のオリエント急行なみに復元され、贅を極めた当時を偲びつつ、古き良き時代の優雅な汽車旅を満喫することができます。

【編成】1等、2等、一部指定席、軽食堂車

■ユングフラウ鉄道 Jungfraubahnen

ルートA: インターラーケン ~ グリンデルワルト ~ クライネシャイデック ~ ユングフラウヨッホ
  Interlaken ~ Grindelwald ~ Kleine Scheidegg ~ Jungfraujoch

ルートB: インターラーケン ~ ラウターブルンネン ~ ウエンゲン ~ クライネシャイデック ~
     ~ ユングフラウヨッホ
  Interlaken ~ Lauterbrunnen ~ Wengen ~ Kleine Scheidegg ~ Jungfraujoch

ユングフラウ鉄道

スイスでも屈指の登山鉄道。インターラーケン・オストを出発した列車は2つ目のツバイリッチュネン駅で2つの列車に分かれ、アイガー北壁を眼前に望むグリンデルワルトとミューレンの谷を望むウエンゲンをそれぞれ目指します。それぞれの駅でさらに上を目指す列車に乗り換えるとアイガー北壁真下の駅クライネシャイデックで2つの路線は合流。合流した路線はヨーロッパ最高地点にある駅ユングフラウヨッホ(標高3,454m)を目指します。

【編成】1等(一部区間は2等のみ)、2等、全車自由席

■ベルニナ特急 Bernina Express

ルート: サンモリッツ ~ ティラノ
  St. Moritz ~ Tirano

クール

由緒あるリゾート、サンモリッツと、北イタリアの田舎町、ティラノを結ぶリゾート特急。 スイスの美しい山並み風景から、荒涼とした湖、氷河、急峻な峠越え、緑豊かな湖沼地帯、 北イタリアの旅情漂う田舎町と目まぐるしく変わる様は、スイスの列車の中でもっとも変化に 富んだ車窓風景を楽しめる列車といえます。 サンモリッツからは日帰り旅行も楽しめますし、ミラノへの裏街道としても人気があります。

【編成】1等、2等、全車両指定席

ウィリアムテル特急
ウィリアムテル特急

■ウイリアムテル特急 William Tell Express

ルート: ルツェルン ~ ロカルノ または ルガノ
  Luzern ~ Locarno or Lugano

古都ルツェルンと、陽光溢れるティチーノ地方のマジョレ湖畔の街ロカルノや、ルガノ湖畔の街ルガノを結ぶ汽船と列車がコンビになったユニークな観光特急。ウイリアムテルにまつわる伝説の舞台となった街々が点在するフィアバルト・シュテッテ湖(ルツェルン湖)を外輪汽船(一般船の場合もあります)のクルーズを楽しみ、湖南端のフリューレンからは展望客車もある列車でサン・ゴッタルド峠を越えて湖畔の街ロカルノまたはルガノへと向かいます。ロカルノまたはルガノからルツェルンへ向かう逆ルートもあります。

【編成】1等のみの編成、全車両指定席

■フォアアルペン特急 Voralpen Express

ルート: ルツェルン ~ ザンクトガレン ~ ロマンスホルン
  Luzern ~ St. Gallen ~ Romanshorn

クール

古都ルツェルンとドイツとの国境に位置するボーデン湖畔の街ロマンスホルンを結ぶ特急。 山の風景を楽しむ特急が多い中で、この特急はスイス中央部の美しい丘陵地帯を走り、沿線には世界遺産に登録された修道院のあるザンクトガレンや古都ラッパーズウイル、アッペンツェルなどの見どころも多いのが特徴です。1時間に1本運転され、自由席主体の列車なので気軽に利用できます。

【編成】1等、2等、一部指定席

■チェントバリ渓谷鉄道 Centovalli Railway

ルート: ドモドッソラ ~ ロカルノ
  Domodossola ~ Locarno

チェントバリ

シンプロン峠を越え、ミラノに近いイタリアの街ドモドッソラと、マジョレ湖畔の街ロカルノを結ぶローカル鉄道。ぶどう畑をゆっくり登る列車は、やがて奥深い峡谷をスリル満点に縫うように走りながら、国境を越えて、マジョレ湖畔の陽光溢れる街ロカルノに到着。線名はイタリア語で千の谷という意味ですが、文字通り,千尋の谷を縫うように走ります。
路線の半分以上をイタリア側を走るのにもかかわらず、スイスパス類が利用できます。

【編成】1等、2等、全車自由席

■モンブラン・エクスプレス Mont Blanc Express

ルート: マルティニ ~ シャモニ・モンブラン
  Martigny ~ Chamonix Mont Blanc

クール

ヴァレー州のマルティニと、フランスのアルペンリゾート、シャモニを結ぶ赤と白のかわいい列車。エクスプレスとつきますからモンブラン急行と呼んでも良いのですが、実際は各駅に停車し、地元の人たちも乗り降りすることから、どちらかというとローカル列車と呼ぶほうが合っているかもしれません。 窓も大きく、天井部分の一部がガラス張りとなっており、絶景を満喫できます。途中、国境を越えますが、現在は国境検査もなく、気が付かないうちに越えてしまうかもしれません。国境からシャモニまではフランス国鉄ですが、この区間のみ特例でスイスパス類が利用できます。

【編成】2等のみ、全車自由席

■サンベルナール・エクスプレス St. Bernard Express

ルート: マルティニ ~ オシエール ~ グラン・サンベルナール
  Martigny ~ Orsieres ~ Grand St. Bernard

サンベルナール

エクスプレスという名がつくものの、実際は地元に密着したローカル列車。 列車名のサンベルナールを英語読みすると「セントバーナード」。そう、あの大きくて愛嬌のあるセントバーナード犬の故郷、サンベルナール峠を結ぶ(途中オシエールからはポストバス)列車なのです。赤と白の派手な、いでたちの電車には大きなセントバーナード犬が描かれていますから、ぜひ一緒に記念撮影を。

【編成】1等、2等、全車自由席

■ルツェルン・インターラーケン特急 Luzern-Interlaken Express

ルート: ルツェルン ~ インターラーケン
  Luzern ~ Interlaken

古都ルツェルンと、ユングフラウ地方入口の街インターラーケンを結ぶ景勝路線を走る観光列車。かっては西のほうを走るゴールデンパス・パノラミック・ルートと同じ名前で呼ばれていたため、混同されることもありましたが、発着地の名前が付けられて、親しみやすい名前の特急になりました。車両もワイドな窓の新型になり、美しい景色を満喫できます。
ルツェルン湖に沿って走った列車は峠を越え、今度はブリエンツ湖に沿って走り、終着インターラーケン・オストからは、さらにトゥーン湖に沿ってゴールデンパス・パノラミック・ルートへと続く「美しい湖路線」です。

【編成】1等、2等、一部指定席、軽食堂車

■ワイン列車 Wine Train

ルート: ベベイ ~ ピュイド・シェーブル
  Vevey ~ Puidoux Chexbres

ワイン列車

ぶどう畑が斜面に広がるスイス・ワインの産地ラヴォー地区のベベイとピュイド・シェーブルを結ぶ列車。車両は普通の近郊電車で、乗っている時間も12分と短いのですが、ぶどう畑とレマン湖、そしてモンブラン山系の山々が眼前に広がる車窓はまさに絶景。途中下車をしてぶどう畑の中に続く小道をハイキングしてゆくと、希少価値のスイスワインを販売するワインセラーや、郷土料理がおいしい田舎レストランが点在しています。

【編成】2等のみ、全車自由席

■ブリエンツ・ロトホルン鉄道 Brienz Rothorn Bahn

ルート: ブリエンツ ~ ロトホルン
  Brienz ~ Rothorn

ブリエンツ湖畔のブリエンツから標高2,298mのロトホルン山頂をめざすSL鉄道。電化率100%に近いスイスの鉄道を100%にしていないのは、この鉄道が営業路線としては数少ない非電化路線だからです。スイスでは、たいへん珍しい蒸気機関車による路線、アプト式のSLがたった1~2両の客車をシュシュポッポと力強く押し上げてゆきます。途中から列車は森林限界を越えて、風景が開けると、エメラルド色のブリエンツ湖やベルナーオーバーランドの美しい山々が遠望できます。

【編成】2等のみ、定員制自由席

■レッチェベルグ線 Lotschberg Line

ルート: シュピーツ ~ カンデルシュテーク ~ ブリーク
  Spiez ~ Kandersteg ~ Brig

ベルン、インターラーケン方面からツェルマット方面に抜ける路線は2007年に34.6Kmもの長さの地上トンネルとしては世界最長のレッチェベルグ・ベーストンネルが出来たことにより、幹線列車はあっと言う間に通り抜けてしまいます。急カーブの連続で景色が目まぐるしく変わる旧線は廃止されることなく、そのまま残されていて、現在でも快速列車が走り、素晴らしい山岳鉄道の風景を見せてくれます。線路に並行したハイキングコースもあり、通り過ぎる列車を眺めながらのハイキングを楽しむことができます。ツェルマットへの行きか、帰りに乗ってみるのもおもしろいでしょう。

【編成】1等、2等、一部指定席

■レマン湖 / ローヌ谷 ルート Lake Leman / Rhone Valley Route

ルート: ジュネーブ ~ ローザンヌ ~ モントルー ~ フィスプ ~ ブリーク
  Geneve ~ Lausanne ~ Montreux ~ Visp ~ Brig

ジュネーブからレマン湖沿いに東に向かってローヌ谷を通り、交通の要衝ブリークへ抜けるルート。フレンチ・スイスの都市ローザンヌを通り、スイスでもっとも有名な城、シオン城のあるモントルーまではレマン湖を右に、世界遺産に指定された斜面に続くラヴォー地区のぶどう畑を眺めながら走ります。

【編成】1等、2等、全車自由席(ECは一部指定席)

■絶景峠越えポストバスルート Post Bus Scenic Pass Route

ルート: アンデルマット ~ フルカ峠 ~ オーバーワルト ~ グリムゼル峠 ~ マイリンゲン ~
    ~ スステン峠 ~ アンデルマット
  Andermatt ~ Furka Pass ~ Oberwald ~ Grimsel Pass ~ Meiringen ~
  ~ Susten Pass ~ Andermatt

スイスにはバス路線の景勝路線も数多くあります。その代表となるのが、スイスのほぼ中心部にあるフルカ、グリムゼル、スステンなどの峠をバスで越えるルートは景色の良さと、ダイナミックな峠越えとして人気がある景勝ルートです。昔ながらのつづら折りの道を走りますから、スリル満点です。ご紹介のコースは3峠組み合わせですが、現在は2つの峠の組み合わせコースで運行されています。

【バス】全席指定席